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Nobuyuki Matsui

"un-"をテーマに発表した2023AWコレクション。un-は否定や反対、逆などを意味する接頭辞であるが、Nobuyuki Matsuiは違和感という方向性を示し、その違和感をナチュラルかつユーモラスに表している。

ちょっとした違和感
洋服を触って体感できる程度の違和感

物とデジタルの違和感
心地良い違和感

例えばこちらのアシンメトリースタイル。ボトムスの左右バランスの違いが違和感となっているが、スタイリッシュなシルエットに整えられている。ノーマルとアブノーマルの距離感。そこのギャップに違和感が生まれるが、精確に保たれた距離が上品なアイロニーを描いている。

特徴的なのは余白を交えたスタイリング。あるべき場所に、続くべき流れにあえて抵抗することでステレオタイプを刺激する。我々の観念は目の前に突如現れた余白を補おうと、それぞれの色で筆を走らせる。

SS22Rakuten Fashion Week(写真1.2)AW22(写真3)SS23(写真4.5)

洋服の本質を表すための、散りばめられた要素を結合したこれまでのアートピース。


2024 SPRING SUMMER COLLECTION



 



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