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HIBIKI NAKAMINAMI 24AWコレクションを発表 新デザインスタジオで迎えた今期は”自然との共生”を提案

中南響がデザイナーを務めるブランドHIBIKI NAKAMINAMI(ヒビキ ナカミナミ)が24AWを発表。メインのデザインスタジオを長野県軽井沢町に移してから初のコレクションとなった。デザイナーの中南が「東京との二拠点となった今、ブランドとして洋服以外にも目を向けた提案を行っていきたい」と語った今回のコレクションは、”山を見ること”からインスピレーションを受けたアイテムを展開。

ー24AWコレクションについて大まかにお聞かせください。

シーズン毎のコレクションにコンセプトを設定していませんので、今回もHIBIKI NAKAMINAMIというブランドの中長期的な意義を考える中で生まれたコレクションになります。考え続けている自然との共生という長いテーマの中で、24AWはその答えを探す第一歩となりました。単純なファッションブランドとしての活動を超え、文明・自然・生活を包括的に捉えた、人間の在り方の1つを提案するコレクションとなっています。

ー24AWの拘りは?

これまではブラック、ホワイト+差し色での組み立てでしたが、今回はカラーパレットの想像からデザインをスタートさせました。また、素材に関しては定番のSUPER100sウールギャバジンを引き続き中心に据えながら、レザーやウールモヘヤなどの新しい素材にも挑戦しました。

ーメインルック、メインアイテムは?
メインルック・アイテムはALDO / GRAIN CALF LEATHER BLOUSON(写真左)と LUCAS / TAILORED COLLAR BOMBER(写真右)です。

ALDO / GRAIN CALF LEATHER BLOUSONは従来のレザージャケットの様式を押し出しすぎず、適度にゆとりのあるアーム・ボディーと短めの着丈に仕上げました。また、フロントのファスナー部分を断ち切りレザーで覆うことでファスナーのキラつきを抑え、革素材のクオリティを存分に楽しめる上品なアイテムです。

LUCAS / TAILORED COLLAR BOMBERの襟元はブレザーのデザインを踏襲し、ボンバージャケットのデザインの再解釈に取り組みました。中綿入りのウールモヘヤ素材に加え、定番のウールギャバジンを使用したドレープ感のある品番もあり、ワードローブにバリエーションを与えるアイテムとなっています。
また今回のコレクションでは、23SSのキーアイテムだったARC / NYLON SHOULDER BAGをフライトジャケットで使われるナイロンツイルで再デザインし、サイズ感も一回り小さくなった ARC Ⅱ/ NYLON TWILL SHOULDER BAGを発表しました。取り回し易いサイズ感と耐久性を併せ持つこちらも今シーズンを代表するアイテムです。

ーコレクションを終えたばかりではありますが、次シーズンに向け一言お願いいたします。

今回のコレクションに限ったことではありませんがここから数シーズンをかけて HIBIKI NAKAMINAMI の在り方について考え抜き、新たな落とし込みができるように進めていきたいです。

 
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